長財布 ファスナー交換

どんなに大切に使っていてもファスナーには寿命があり、最終的には閉じることが出来なくなってしまいます。スライダーの交換だけで直ることもありますが、ファスナーごと交換した方がトラブルがなく、安心です。

外周の縫製を全てほどいてファスナーを外します。この財布には、YKKのエクセラというファスナーが使われていたので、同じものを入手して取り付けていきます。

 

マチ針を使って外側と内側の位置をしっかり合わせてから接着し、縫製をかけていきます。

YKKのエクセラを使うと2割ほど金額がアップしますが、丁寧に仕上げられたエレメントの輝きや滑らかなスライダーの動きなど、値段に見合った価値があると思います。

長財布ファスナー交換 YKKエクセラ使用 12,000円(税抜き)

 

ルイ・ヴィトン バケットの内装交換

バッグの内側がベタベタする、ぼろぼろになって剥がれくる。これらは加水分解と呼ばれる、合成皮革の劣化によるものです。特に高湿度下で劣化が促進されるので、風通しの悪い状態で保管していると使用年数に関係なく上の写真のような状態になります。

レーヨン生地で内装を作り直し、ポケット部分の革やファスナー、チェーン等は汚れを落として再利用します。今回、バインダーと呼ばれる口周りの革は新しく巻き直しましたが、状態が良ければバインダーの再利用も可能です。

本体と内装を合わせ、バインダーを縫い付けて完成です。

レーヨン生地に変えることで、劣化の心配なく使っていただけます。

 

内装交換 16,000円(税抜き)

バインダー交換 4,500円(税抜き)